(2022年度本プロジェクト実施したについてはここから確認してください)
今年度も、タマサート大学教養学部日本語講座は、日本語を学ぶ学生の会話力やコミュニケーション力を高める目的で、日本の大学生と協同でドラマを作る活動を企画いたします。
タマサート大学の日本語講座には、タイ全土から日本や日本語が大好きで日本語を主専攻、副専攻に選ぶ学生が集まってきます。そこで、会話授業での活動として、日本の文化、アニメやドラマが大好きな学生たちに、日本の大学生と一緒にオンラインでドラマを作る活動を経験してもらおうということになりました。
外国語を学ぶときにいろいろな方法がありますが、その中で「演劇的アプローチ」は、体全部を使って活動するので言語学習にとても効果があると言われています。ふだんは、話すことに自信がない学生でもドラマの中では恥ずかしさを越えて、自分が日本語を学んでいることも忘れて、日本語を話す者としてその瞬間を共に「生きる」ことができます。
このことは、おそらく外国人とコミュニケーションを取りたいと思っている日本人側にも言えると思います。日本の大学生も、現地にいる大学生と一つの目的で集まり、関わり、目標を達成するプロセスを通して異文化や自文化への理解が深まり、学ぶことができます。昨年度は、3つの大学の学生が参加し、協同でドラマを作りました。行ったことのないタイという国の大学生と日本語でやりとりしながらドラマを作るという作業は、彼らにとって新鮮でワクワクする体験であり、いい意味でのカルチャーショックにつながったようです。
今年度も、国内外のさまざまなアーティストたちの交流やイベントへの参加などの活動を支援している団体「MUGAI」の代表、張藝逸氏に日本の大学生への広報活動をお願いし、日タイ共同で企画実施いたします。張氏の、アートを通して生まれる互いの国や言語、文化への強い興味関心への熱い期待は、本企画を継続する力でもあります。
活動の詳細
2023年度「日本とタイの大学生の協同活動『ドラマを作ろう!』」
―ドラマ作りを通して、国、文化、言葉、すべての違いを越えたコミュニケーションを体験するー
発表日時:2023年4月末(水),(金) 17:00-18:30(日本時間) ※日程は未定
希望する人数:6~10名(水曜日 3~5名,金曜日3-5名 )
活動内容:日タイ合同の学生チームで、自分たちでア考えたテーマで7~8分のドラマ(オンライン)を作り、発表する。コンテストの形にして1位を決める。
発表までの流れ(案) ※②と⑤と⑥以外は、すべて授業外にオンラインで行います。(時間は自由)
- 1月中旬:日本の大学生の参加者とタマサートの学生とでドラマ作りのチームを作る。
- 1月下旬:全体で顔合わせ&交流活動(授業内)
- 2月~3月:各チームでテーマを決定。ストーリーのアウトラインを考える。キャスティングや各役割(音、動画作成、脚本作成など) (授業外で月2回ていどの話し合い)
- 3月末:脚本提出。練習。
- 4月上旬:リハーサル.
- 4月末:ドラマ発表、コンテスト(全員投票で1位のチームを決める)
担当者 タマサート大学教養学部日本語講座専任講師 山本由美子
企画、制作協力 「MUGAI」